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映画「父と僕の終わらない歌」

2025年06月03日

先週、地元の映画館で「父と僕の終わらない歌」という映画を観てきました。タイトルからはどのような内容か分かりませんが、実際にイギリスであった話を日本版で製作した映画でした。

その内容ですが、認知症を患った父親が歌うことだけは達者で、時々、人前で歌うと拍手喝采を浴びるほどでした。そんな父にレコードデビューの話が持ち上がり、それが実現したという話です。その認知症の男性を寺尾聰、その一人息子を松坂桃李が演じます（ダブル主演）。

このふたりは私が好きな俳優さんです。寺尾聰は映画「半落ち」で息子を失って夫婦間で苦悩する刑事役、松坂桃李は「孤狼の血」シリーズのマル暴デカ役で迫真の演技でした。久々に見たふたりは、寺尾聰が「渋い」、松坂桃李は「かっこいい」でしたね。スターはいつも輝いていますね。

ただ、内容的は認知症の患者を抱えた家族の葛藤を描いていたように思います。私の義母も認知の症状が出ているので、この映画で全く同じ症状が描かれていることが印象に残りました。他人でなく家族だからこそ苦しまなければならないことがある・・・身につまされました。

最後に寺尾聰が歌うジャズ（？）の数々はとても良かったです。また、松坂桃李
の幼なじみ役だった佐藤栞里さんが可愛らしかったですね。