
2025年04月29日NEW
今、私が夢中になって読んでいるのが「格闘技が紅白に勝った日」というタイトルの本です(写真)。このタイトルを聞いてピンと来る方は、当時ブームにもなっていたK1やPRIDEを熱心に見ていた方でしょうね。
この本の表紙にある選手は、背中を見せて立っているのがボブ・サップ選手でうつぶせに倒れているのが、大相撲の元横綱で格闘家だった曙選手です。
まさしく2003年の大晦日のこの2人の試合において、その視聴率がNHKの紅白歌合戦を上回ったのです。これは史上初のことでそれ以降一度もない希有な出来事だったのです。
この頃の格闘技ブームは2000年から2004年くらいの間でした。当時、私も夢中になって格闘技の試合を見ていました。このブームを牽引していたのはまさしくテレビの存在でした。ゴールデンタイムにフジテレビ、TBS、日本テレビがこぞって格闘技イベントを中継をしていたのが大きかったのです。
我が家では、当時小中学校に通っていた娘達や妻も一緒になってK1を見ていました。娘が「魔裟斗!頑張れ、頑張れ」などと叫んでいましたからね。テレビは1台しかありませんでしたが、ボクシングのタイトルマッチとK1などの格闘技の中継だけは、私にチャンネル権がありました。
娘達も最初は仕方なく見ていたのですが、いつの間にか夢中になって応援するようになっていたのです。この話になると長くなるので続きは次回にします。