
2025年01月24日
先日、映画「サンセット・サンライズ」を観てきました(写真)。たまたま朝刊の映画評欄に紹介されていた記事を読み「ちょっと面白そうかな」と興味を持ったのがきっかけでした。舞台が東北地方の沿岸だったことや脚本が宮藤官九郎さんだったことに惹かれたのです。140分ほどの長目の映画でしたが、とても良かったです。
都内の大手企業に勤務する釣り好きの若者(菅田将暉)が、コロナでリモート勤務になったことをきっかけに東北のとある港町に移住するのです。その地域は東日本大震災の被災地域であり、人口減少や空き家の増加などの問題を抱えています。
主人公(菅田将暉)は、地元の住民に「都会から変わり者が来たと」と見られますが、持ち前の明るさとバイタリティーで地域に溶け込んでいきます。そして次第にその田舎に心を奪われていくのです。
その町で自分の家を主人公に貸した町役場の女性職員を井上真央さんが演じています。井上真央さんの姿をスクリーン(テレビを含む)で見るのは、私はNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」以来でした。彼女は実力と人気を兼ね備えながらも、めったにドラマ等に出ない女優さんとして芸能界では名が知られているそうです。
その井上真央さんがとても素敵でした。彼女には何となく「優しくソフトな雰囲気」を感じます。彼女が演じる女性も東日本大震災で夫と子供を亡くした被災者の一人で次第に貸し家の住人である主人公と距離が近づいていきます。
また、海や海岸の景色も美しく、旅行好きの私としてはこの映画の舞台となった宮城県の太平洋沿岸エリアを訪れみたいと思いました。そして「もう一度観たいなあ」と思う映画の一つになりました